ジミ・テナー・ジャパン・ツアー2002 418日@大阪クラブ・カルマ

レビュウ・バイ・アンヌ・アールト

3年ぶりとなるジミ・テナーの日本公演は、98年に行なわれたカーマとみるくでのライブを含む3日間のものであった。

Jay and Jukka. Photo: Mayuko Wada

初日は大阪。5時ごろカーマに訪れた私であったが、もう既にリハーサルが始められていた。真剣に音作りをするジミ・テナー。あまりの真剣さに声をかけられない。暫くして、やっと一段落ついた時に3年ぶりの再開を喜んだ。その後、トロンボーン担当のジェイ(Jay)とトランペット担当のユッカ(Jukka)が顔を出し、ステージやフロアーの至るところで真剣なリハーサルが再開される。主に練習していたのは”Tesla”であった。シーケンサー、ドラムマシーンに合わせて演奏するが、3人のハーモニーが巧くいかず、話し合いながら何とか美しいハーモニーに仕立て上げていった。リハーサルは8時過ぎまで行なわれた。長いリハーサルであった。

イベントは、夜10時からの開演となった。DJにKenji Sakajiri/Especial recordsと、ライブにSpeedmeterが入ると言ったラインナップであった。(著者の私は彼らを見ていないので、どうにも言えないが…)1:30頃ジミ・テナーたちがクラブへ登場。ジミ達が衣装へと着替えていたり、最後の音出しをスタッフルームで済ましている間に、私はフロアーへ移動。時計はすでに2時頃を指していた。すると何やら後ろの方が騒がしくなった。

Jimi Tenor. Photo: Mayuko Wada

ジミ・テナー、ユッカそしてジェイの3人の登場である。やや隙間のあるフロアーの端から、フルートをまるで魔法のステッキの如く持っての登場であった。ステージに上がると歓声がオーディエンスから沸いた。それと共にDJに「曲を止めてと」指示するジミ・テナー。う〜ん…以前にもあったな、こんなこと。意外と「ワガママ坊や」なところはエイフェックス・ツインにも似ているかもと思うシーンであった。

1曲目「Love and Work」が流れ出すと共に、ゆったりとしたフロアーでは、ジミの音楽の如くお洒落な若者達が踊り始めた。踊るにはちょうど良いスペースのあき具合で、人にぶつかることも無く心行くまで踊れた点ではカーマが3日のうちで一番状態が良かった。

Jimi, Jay and Jukka. Photo: Mayuko Wada

曲が経つにつれ、ダンサブルなナンバーを披露していくのかと思っていたら、その裏をかき、アンビエントでフリージャズ的な「Gentle afternoon/Call of the wild」という流れを途中に挟み、チルアウトも出来た。

その直後、「Europa」でかっちりとしたフォーンのユニゾンを聴かせ、曲は段々盛り上がる方向へと進んでいった。曲の節目節目で使われた自作の楽器「フォトフォーン」は不思議な音色(?ノイズ??)を奏でていた。そして、使っている間にフォトフォーンが倒れるというアクデントもあって冷や冷やさせられた。

Jimi Tenor.  Photo: Tetsu Minobe

 ここで終わりならジミ・テナーのショウは詰まらないのかも知れない。恐らく、退屈そのものである。いつのも「アレ」がないからだ。そう、ジミの最大のパフォーマンスがないからだ。しかし、ジミは期待を裏切らなかった。キーボードを顔で弾き、時には舐めたくって弾いたのである。これにはオーディエンスも大フィーバー。この日一番の歓声を受けることになる。そしてラストの「Sugardaddy」で、ジェイとユッカがロボット・ダンス(これがまた、表情とか動きがたまらなく面白い。)を披露する間にミニマルなフレーズは段々とラウドになっていき、始めにジェイが演奏に加わり、続いてユッカが入りパワフルな演奏が最後に行なわれたのであった。軽く「ありがとう」と言ってこの日のライブは終わったのであった。全11曲の演奏であった。

review by Anne Aalto

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Jimi Tenor at On Air East  
Jimi Tenor at Milk

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